「問い合わせが減っている」
「大手ハウスメーカーに顧客を奪われてしまう」
「見学会を開いても反応が薄い」
地域の工務店を経営していると、こうした悩みを抱える方は少なくないでしょう。
技術力があっても、その価値が適切に伝わらなければお客様に選んでもらえません。このまま放置すれば、問い合わせはさらに減り続けるかもしれません。
しかし明確なマーケティング戦略があれば、認知から契約、紹介までの流れを整えられます。
この記事では、問い合わせが増える5つのステップと、競合に差をつける3つの施策を解説します。
お客様に選ばれる仕組みの作り方が、具体的に見えてくるはずです。ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
工務店のマーケティング戦略における認知から紹介までの「5つのステップ」
競合に差をつけるために注力すべき「3つの重点施策」
限られた人数でマーケティングを「継続」させるコツ
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工務店にこそマーケティング戦略が必要な理由

地域密着で家づくりを続けてきた工務店ほど、マーケティングという言葉に距離を感じるかもしれません。
しかし今の住宅市場では、技術力だけではお客様に選ばれにくくなっているのが現状です。
マーケティング戦略は派手な宣伝活動ではなく、自社の強みを伝え、お客様との信頼関係を築く設計図です。
理由①|自社の強みを絞らないと大手ハウスメーカーに埋もれてしまうから
大手ハウスメーカーは広告予算も認知度も圧倒的で、同じ土俵で戦っても埋もれてしまいます。
だからこそ工務店には、大手にはない独自の強みを明確にする戦略が必要です。
地域の気候に精通した設計力、顔が見える対応、自然素材へのこだわりなど、自社ならではの価値を絞り込みましょう。
強みを絞ることで、特定の価値観を持つお客様に深く刺さる発信ができ、選ばれる工務店になっていきます。
理由②|家づくりは検討期間が長く、契約までの計画的な導線が必要だから
住宅購入は人生で最も高額な買い物で、検討期間は数ヶ月から1年以上に及びます。
この長い検討プロセス全体を見据えた導線がなければ、お客様は途中で他社に流れてしまいます。
認知から興味、検討、契約まで、各段階で適切な情報と接点を提供する設計が欠かせません。
計画的な導線を整えることで、長い検討期間を味方にし、選ばれる工務店になっていくでしょう。
工務店のマーケティング戦略における認知から紹介までの5つのステップ

工務店のマーケティングは、お客様との最初の出会いから、契約後の関係づくりまで続いていきます。
ここでは認知、興味、検討、契約、紹介という5つのステップに分けて、各段階でどんなことを意識すればいいかを整理しましょう。
この流れを一つずつ整えることで、問い合わせから成約、そしてリピートや紹介という好循環が自然と生まれていきます。
認知|地域名×工務店で真っ先に思い出される存在になる
お客様が家づくりを考え始めたとき、最初に思い浮かべてもらえるかどうかが勝負の分かれ目です。
認知の段階では、「地域名」と「工務店」というキーワードでの検索対策が大切になってきます。
家づくりを検討する際に、インスタで工務店を検索するユーザーが増えているからです。
具体的には以下を整えましょう。
- ホームページに地域名を盛り込む
- Googleビジネスプロフィールを整備する
- インスタのプロフィールに地域名を入れる
- 施工事例や現場の様子を定期的に投稿する
売り込みよりも親しみやすさと信頼感を伝え、家づくりを考えたときに真っ先に思い出してもらえる存在を目指していきましょう。
興味|この人たちに任せたいという世界観への共感を作る
認知を得た後は、自社の世界観を伝えて、共感を生んでいくステップです。ここでインスタは特に効果を発揮します。
施工事例だけでなく、お客様の暮らしの変化やスタッフの想いをストーリーズやリールで発信することで、世界観が自然と伝わっていきます。
発信のポイントは以下です。
- 家族の成長に合わせた間取りの工夫をストーリーで添える
- 自然素材にこだわる理由を伝える
- 代表やスタッフの顔と想いを見せる
- ハイライト機能でスタッフ紹介を固定する
工務店の人柄と価値観を丁寧に伝え、この人たちに任せたいと感じてもらうことを目指していきましょう。
検討|他社と比較された時の決定打を用意する
お客様が本格的に検討を進める段階では、必ず他社との比較します。このときに選ばれるために、明確な決定打を用意しておきましょう。
比較されやすいのは、価格の透明性、性能の具体性、アフターサポートの充実度です。特に見積の内訳を丁寧に説明できるか、保証内容が明確かどうかが重要です。
事前に整理しておきたいポイントを整理します。
- 標準プランでいくらかかるのかを明示する
- 見積の内訳を丁寧に説明する
- 保証内容をわかりやすく伝える
- 資料請求後や見学会後のフォロー
情報提供とコミュニケーションの質が、選ばれるかどうかを左右します。
契約|一生に一度の決断を後押しする信頼の設計
契約は、お客様にとって人生で最も大きな決断です。この段階では、最後の不安を取り除き、背中を押してあげる姿勢が求められます。
契約前の最終確認では、お客様の疑問に誠実に答え、無理な売り込みは避けることが大切です。
過去のお客様の声や満足度を伝えることで、安心して決断してもらえるでしょう。
契約前に伝えておきたいこととしては、
- これまでのお客様の声や家を建てた後の満足度
- 契約した後のサポート体制
- 家を引き渡した後のフォロー
- 定期点検の流れ
このような情報による信頼の積み重ねが、最後の一押しになってくれます。
紹介|建てた後から始まる最高の集客サイクル
家を建てた後のお客様との関係こそ、工務店にとって最も価値ある資産です。
紹介は、広告費をかけずに質の高い見込み客を獲得できる最高の集客手段です。
引き渡し後も定期的な接点を持つことで、お客様との関係を続けられます。
紹介を生むために続けたいこととして、
- 定期点検やメンテナンスの案内
- 季節ごとの暮らしの情報提供
- 感謝を込めた手紙やイベント招待
などが考えられます。
建てた後も大切にされていると感じたお客様は、自然と工務店のファンになり、周囲に勧めてくれるようになります。
競合に差をつけるために注力すべき3つの重点施策

認知から紹介までの流れが見えてきたら、次は具体的にどこから手をつけるかを考えていきましょう。
すべてを一度に完璧にする必要はありません。限られた時間と人数の中で成果を出すには、特に効果の高いポイントに絞って取り組むことが大切です。
ここでは、お客様の不安を解消し、信頼を育て、行動につなげるための3つの重点施策を紹介します。
施策①|価格の透明性を出し、ユーザーの最大の不安を解消する
家づくりで、お客様が最も不安に感じるのは価格です。
いくらかかるのか分からない、追加費用が発生するのではないかという不安が、問い合わせや契約のハードルを上げてしまいます。
価格の透明性を高めるには、以下を実践しましょう。
- 標準仕様での価格帯や坪単価の目安をホームページに掲載する
- 見積の内訳を丁寧に説明する
- どの項目にどれだけのコストがかかるのかを可視化する
価格を明示することは、安さを売りにすることではありません。
適正な価格とその理由を伝えることで、お客様は安心して検討を進められます。
施策②|スタッフの顔と想いを可視化し、属人的な信頼を構築する
工務店は大手ハウスメーカーと違い、スタッフ一人ひとりの顔が見えることが強みです。
誰が関わるのかが分かることで、お客様は安心感を持ちやすくなります。お客様は家そのものだけでなく、誰と一緒に家をつくるかを重視しています。
顔と想いを伝えるには、以下を実践しましょう。
- ホームページやインスタで、代表やスタッフのプロフィールを発信する
- 家づくりへの想いや日常の仕事風景を見せる
- インスタのストーリーズやリールで、現場の様子を気軽に発信する
- 作り込みすぎない自然な姿を見せる
スタッフの顔と想いを可視化することで、属人的な信頼関係を築き、他社との差別化につなげられます。
施策③|Webとリアルをつなぐインスタ導線を整える
工務店のマーケティングでは、Webとリアルをスムーズにつなぐことが大切です。
特にインスタは、認知から来場予約までの導線を一つのプラットフォームで完結できるのが強みの一つ。
Web上で親しみを感じたお客様が、リアルな場で安心して相談できる流れを作れます。
インスタ導線を整えるポイントは以下です。
- プロフィール欄に見学会の予約リンクを設置する
- ストーリーズでリンクスタンプを活用して予約フォームへ誘導する
- 投稿では施工事例や現場の様子を発信する
- ハイライト機能で過去の見学会レポートやお客様の声をまとめる
- DM機能でお客様からの気軽な質問に素早く対応する
- 見学会後にお礼のDMやストーリーズで報告を送る
インスタとリアルをつなぐ導線が整うことで、認知から契約までの流れがスムーズになります。
成果が出ない工務店に共通するマーケティングの落とし穴

マーケティング戦略を実行しても、思うような成果が出ない工務店には共通する課題があります。
ここでは、多くの工務店が陥りやすい3つの落とし穴を紹介します。
自社の運用を振り返りながら、当てはまる点がないかチェックしてみてください。
SNSのいいねやフォロワー数だけを追いかけてしまう
SNS運用で陥りがちなのが、いいねやフォロワー数という数字だけに目が行ってしまうことです。
数字が増えると嬉しいものですが、それが問い合わせや契約に繋がらなければ意味がありません。
工務店のマーケティングで大切なのは、フォロワーの数ではなく、自社の価値観に共感してくれる見込み客との繋がりです。
見直したいポイントを挙げてみます。
- 投稿の内容が自社の強みや世界観を伝えているか
- お客様の役に立つ情報を発信しているか
- 問い合わせや来場予約という行動に繋がる導線があるか
SNSは認知を広げるツールですが、最終的な成果は行動に繋がってこそです。
数字よりも、質の高い関係性を築くことを意識していきましょう。
施工事例の写真だけで住み心地や性能が伝わっていない
施工事例を掲載する工務店は多いですが、写真だけではお客様に本当の価値は伝わりません。
どれだけ美しい写真を並べても、そこに暮らす人の満足度や性能の良さが見えなければ、他社との違いが分からないんですね。
お客様は完成した家の見た目だけでなく、その家でどんな暮らしができるのかを知りたがっています。
施工事例に加えたいものとして、
- お客様がどんな暮らしを実現したのか
- どんな悩みを解決できたのか
- 断熱性能や耐震性など、見えない部分の性能
- 住み始めてからの変化や満足度
このような情報を、写真に物語と性能を加えることで、共感と信頼が生まれます。
資料請求や来場予約の後のフォローが仕組み化されていない
資料請求や見学会参加は、お客様が興味を持ってくれた大切な接点です。
しかしその後のフォローが不十分だと、せっかくの機会を逃してしまいます。
フォローは営業のしつこさではなく、お客様の検討をサポートする姿勢で行うことが大切です。
フォローを仕組み化するポイントは以下のとおりです。
- お礼のメールや電話を送る
- 追加資料を送付する
- 次回の見学会案内を届ける
これらをお客様の温度感に合わせて、適切なタイミングで適切な情報を提供するような、仕組み化されたフォローがあることで、機会損失を防ぎ、成約率を高めていけます。
限られた人数でマーケティングを継続させるコツ

工務店の多くは、少人数で現場と事務を兼任しており、マーケティングに割ける時間は限られています。
ここでは、無理なく継続するための3つのコツを紹介します。
現場の生の声を素材として回収する
マーケティングのネタは、わざわざ作り出す必要はありません。日々の現場や打ち合わせの中に、お客様にとって価値ある情報が溢れています。
現場の生の声は、作り込んだ宣伝文よりも説得力があります。
記録しておきたい素材として、以下のようなものが考えられます。
- お客様との会話で出た質問や悩み
- 施工中の工夫やこだわり
- 完成後のお客様の喜びの声
- 現場での気づきや学び
これらをインスタやブログの素材として活用することで、リアルで共感を呼ぶ情報を発信できます。
日常の中にある素材を意識的に集めることで、負担を増やさずにコンテンツを充実させられますよ。
自社の強みが最も伝わるメディアに絞る
すべてのSNSやメディアに手を出すと、どれも中途半端になってしまいます。
自社の強みや伝えたい世界観が最も伝わるメディアに絞り、そこに注力することが継続の鍵です。
工務店の場合、視覚的な魅力と世界観を伝えやすいインスタが特に相性が良いです。
インスタで効率的に発信できるコンテンツは、たとえばこんなものが考えられます。
- 施工事例の写真
- 現場の様子
- スタッフの日常
- お客様の暮らしの変化
一つのメディアで成果を出してから、段階的に拡大していく方が効率的です。
限られた時間を分散させず、集中させることが大切です。
成約したお客様の口コミを次の戦略にフィードバックする
成約したお客様の声は、次のマーケティング戦略を考える上で最も価値ある情報です。
なぜ自社を選んでくれたのか、どの情報が決め手になったのかを知ることで、同じような価値観を持つ見込み客に響く発信ができます。
お客様の声を活かすポイントは以下です。
- なぜ自社を選んでくれたのかをヒアリングする
- どの情報が決め手になったのかを聞く
- お客様が重視していたポイントをホームページやインスタの発信内容に反映する
- 口コミや感想をインスタの投稿やストーリーズで紹介する
成約後のお客様との関係を大切にし、そこから得た学びを次の戦略に活かす循環を作っていきましょう。
まとめ|工務店の成長基盤は、お客様に寄り添った仕組みから生まれる

工務店のマーケティング戦略とは、認知から紹介までの流れを設計し、お客様との信頼関係を段階的に深めていく仕組みです。
大手ハウスメーカーとは異なる強みを明確にし、価格の透明性やスタッフの顔を見せることで、選ばれる工務店になっていけるでしょう。
特にインスタは、認知から来場予約までをスムーズにつなぐ導線を作れるプラットフォームです。
現場の生の声を素材にし、自社の強みが伝わるメディアに絞ることで、無理なく継続できます。
まずは自社の強みを3つ書き出し、それをインスタやホームページで発信することから始めてみてください。
小さな改善を積み重ねながら、お客様に寄り添った仕組みを育てていきましょう。
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